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これからの日本人のコミュニケーションについて思うこと

投稿日:2015年01月21日 コラム

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一昨日、帰りの地下鉄で団体で乗ってきた皆さんに
「梅田は何駅めか?」と聞かれました。

昨年より日本は、円安とビザの緩和などで
外国からの観光客が増えていますね。

大阪ではハリポタ効果もあり
国内外のお客様で中流どころのホテルが
とりにくい状況だとか。

陸続きの大陸では、常に異なる民族・
宗教・文化に接していて
時には血を流しながら、自国の価値観を
守ることが日常の現実があります。

東の端にある小さな島国、
日本はそういう意味においては、恵まれた環境にあり

日々TVで流れる世界の出来事も
遠い国の出来事で、どこか非現実のように
見れていることは、ある意味とても幸せだと
思います。

そんな意味においても他国より安全で
そして、独自の文化や習慣や風景がある
これも他国より日本を訪れる魅力なのかなと
思います。

日本を訪れた人の感想は
日本人の礼儀正しさに驚き親切だと感じる一方
質問には答えてもらえない、街には英語の表記が少ない
といった不満も多いそうです。

以前に比べて、英語や外国語の表記が
増えたなと私は感じるのですが
それでもそうなんですね。

日本の「おもてなしの心」はとても大事で
大切に継承していきたいことですが
いっぽうで雰囲気や表情で相手の気持ちを
おもんばかる日本の文化は
外国に人にとっては、マジックだと思います。
言葉を使って「伝える」コミュニケーションは必要です。

日本人の うなづき、笑顔・・ 
外国の人から見たら、わかりにくい。
わからないのに、微笑んでいる。
怒っているのに、うっすら笑みもある。
って、ある意味不気味かも。

私達日本人の英語教育レベルが低いとは
思いません。
それよりも
ちゃんとした文法で話せないとダメという気もちが
言葉を出すことのストッパーになっている気がします。
日本語に多いあいまいな表現の言葉や
ニュアンスの表現を変換しようとすると
とてつもなく難しい英語になります。
身振り手振り、単語・・何がなんでも伝えるという
アクションに、なかなかなりません。

という私も全く話せないので、外国を旅行するときは
全身を使ってコミュニケーションをします。

旅に出ると、だんだん自分らしさをとり戻す気がするのは
旅の楽しさだけでなく
日本では無意識に感情を出すことを抑えているから
かもしれません。
うれしい・楽しい・困っている・怒っている・・
言葉で表情で相手に伝えることが、物事をうまく行うために
大切だからです。
また、相手もストレートです。自分の主張はきちんとしてきます。
クレームやトラブルの場合、上手く話せないことで
大変なこともありますが、裏表ない、考えなくていい
ニュアンス的な表現はないので
逆に余分な気遣いをしなくていいので楽でもあります。

とはいえ、少しでも話せるようになりたいので
最近 英語のレッスンを始めました。
しかし、やっぱり頭で文法を考えて
ちゃんと話そうとしている自分がいます
それで伝えられないからフラストレーション(苦笑)

話すこと、伝えることを楽しむ
まじめに楽しんでみる・・というと言い方は変ですが
自然に出来ないから、自然にできるようになるまで
これを意識してやっていこうと思ったところです。

日本語の文はとても複雑です。
それをそのまま訳そうと思うから難しい。
シンプルな言葉に置き換えて、訳す。
→コツを友達に教えてもらいました。 なるほど!!

英語圏に移住した人の話では
日本人はきちんと話そうとして
黙ってしまう。
他のアジア圏の人はとにかく伝えようとする
が違うのだそうです。
けれどもともとネイティブではないのだから
きれに話せるを目指していたら、いつまでたっても
話せないまま。伝わらないままですね。

これからさらに沢山の外国の人が日本を訪れてくれると思います。
ビジネスもそうですね。 日本だけが閉鎖を守れる時代はもう
終わっています。
他国と日本との違いにも目を向けて見る
もっと簡単な言葉でもボディートークでも、コミュニケーションをとってみる
日本を訪れてくれた外国の方とコミュニケーションをとってみること
から始めてみたらいいと思います。

他国に目を向けることで
自分の国にも人にも目が向きます。
他国を受け入れようと思えば
自国の文化や自分のルーツやアイデンティティにも目が向きます。

これからも世界中の人々がどんどん日本にやってきます。
オリンピックもありますね。
誰にも例外なく日本のおもてなし文化を体験してもらい
「日本は本当に素晴らしい!」と思ってもらえるよう
また日本文化や日本人に共感してもらえるように
私達の子供世代が世界の人達とコミュニケーションが取れる
人材になっているためには
学校教育も大事だけれど
私たち大人、一人ひとりが相手の心に響くコミュニケーションって
なんだろうと考えて、心がけていくことから始めてくこと
がとても大事だと思うのです。

言葉の前に、まずは、他者との違いを認めて
相手に興味を持つこと。
そこから始めてみたらいいのではと思います。

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