コミュニケーションギャップをなくすには対話から。


2016/07/25

先日、伺った製造業の企業様での研修にて。

課題は、製造業の現場によくあるように
間の年齢が少なく、若手と上の世代が多い社員構成による
コミュニケーションのギャップからくる
継承がうまくいっていないということ。

「見て覚えなさい」というベテランから
声をかけることはなく
わからないことが何かもわからず
自分から声をかけられない若手
この関係性を何とかしたい

ということでした。

ですので参加年齢は、上は73歳から下は20歳代まで。

研修の初日の最初、ベテランのお一人から
「この年になって、何を学ぶんでしょうか?」
という質問から研修はスタートしました。

ですがさすが60歳をオーバーされて
なお現役の皆さま、好奇心は旺盛です。
そしてフリーダム
進行関係なく、質問ぜめです。

それもOK。
初日は、予定の2/3の進行だったけれど
沢山話してもらうことが、まず大切でした。

若い方は、真摯に学ぶ姿勢。
教えてもらうことが楽しいという印象。

コーチングは、その人の「内面」から引き出すことですが
カリキュラムの中には
知らないことを学ぶティーチングもあります。

それぞれに必要なことを手にいれる時間になれば
よいと思います。

2日め。 
「この年になって何を学ぶのでしょう」と言われた方は
職場より家庭のほうが問題と言われていました。
何やるの?と受動的な印象の1日目でしたが
家庭で、いつもの 「お茶」 → 「悪いけど、お茶、いれて」「ありがとう」
など単語から、依頼+認める を されてみたら
最初は怪訝そうな様子だった奥様からも、 「どうぞ」 「どういたしまして」
という言葉が返ってきたとか。
「どんな感じでしたか?」と聞くと 「うん・・まぁ、うれしかったかな」

こんなうれしい気づきのシェアからはじまり

セッション練習も後半になると
この方の笑顔やベテランの方の
雰囲気の変化で若手の方の緊張が緩み

全体を通しての雰囲気がガラッと変わりました。

若手の方が自信をもって話をする、質問する。
ベテランが真剣に考え、答える、質問をする。

研修を通して
お互いに今までも信頼関係はありましたが
優しい思いやりが増えました。

最後の感想には
ベテランの方からは

「まだまだ、学ぶことが沢山あるなと思いました。
学ぶことも楽しいですね。 伝えること、笑顔を意識してやっていきます」

「仕事以外趣味がないなぁって、本当に仕事が好きなんだなって思いました。
この年まで元気で働けてることがありがたいことだとも気づきました。
これからは健康でいることと、仕事以外の楽しみも見つけていこうと思います」

「若手を部下と思うから厳しくなるけど、孫やと思ったらかわいいと思えると気づきました
時代が違う。皆が真面目に仕事のことを考えてるのがわかった。こちらからもっと話しかけて
伝えていきます。」

若手の方は
「厳しいけど皆さん優しいとは思っていたけれど、皆無口で、自分も無口で
どう話したらよいかわからなかった。この研修で色々なことを知れて、近くなれました。
もっと色々こちらか話しかけて教えていただこうと思います」

「失敗したら怒られる・・・と毎日ドキドキしてました。どうコミュニケーションをとるか
学んだことを実践していきます。」

など。

お互いのことを知って、心が近くなれば 好きの気持ちが増えます。

好き=信頼 

人が生きていくうえで大切な根源は「承認」

認められ、必要とされていると感じること。

それが元気の源でもあります。

幾つになっても活躍する場が増えていく

これは、一つの+の面だと思います。

今まで以上に幅広い年齢、国籍の人が

一つの職場で働く状況は

もう、当たり前になってきていますね。

それぞれの強みを掛け合わせ

うまく作用していくためには「対話」

お互いに興味を持ち、認めあうこと、学び合うこと

それがベースです。

人はつい、立場や、環境や・・
物事を難しく考えようとするけれど
源はなんでも、とてもシンプル。
難しいことは、何もないのですね。

「研修」というコンテンツを間において
お互いが本音で話せる時間を持つことで
垣根がはずれ、新しい関係性が生まれました。